不倫調査を依頼する前に
配偶者であれ、恋人であれ、パートナーの不倫調査を依頼する前にどうしてもご用意しておいたほうがよい資料や情報が何点かあります。
ご用意頂く資料や情報がまったくなくても調査そのものは可能なのですが、得られないことで資料や情報を得るために初期調査などで無駄な調査を要する場合もあります。
これは却って費用負担が掛かる場合もありますので、出来る限りご用意されたほうがよいでしょう。
顔写真
まずなんと言ってもパートナーの顔写真になります。
これは不倫調査を含め尾行調査全般に言えることなのですが対象者の顔を確認しなければ調査自体が始まりません。
写真がなければ依頼者が「あの人物だ」と対象者を特定するか、「これから出て行く何色の服装でどんな所持品を持っているのが対象者だ」などを指示する以外ありません。
特定や指示の協力もなく、対象者の顔写真がないことには不倫調査は出来ません。
ただ、不倫調査の場合、配偶者が対象者なので殆どの方が写真はお持ちと思います。
例えば最近でも写真が1枚しかないケース。
対象者が男性ならまだしも女性ですと髪型、化粧で印象がまったく変わってきます。
よく友人の免許証などの写真を見て、誰が見ても別人と思った経験はないでしょうか?
そんな写真だと大勢の中から特定が必要なケースでは至難の業です。
特にメガネをかけられたり、コロナ禍の状況ではマスクをして出てくるケースもあるので難しさが倍増してしまいます。
また配偶者や恋人の場合、最近、写真を撮った事がなくて数年前の古い写真を「今と変わらないから」と思ったとします。
ところが第三者が初めて見ると現在の印象とまったく違う場合があります。
自分にとっては変わっていないと思われても、赤の他人には印象はけっこう違って見えるものなのです。
提供頂く対象者の写真はなるべく最近撮影されたもので複数枚、特に正面、横顔、全身などが写ったものがあればベストでしょう。
服装・所持品
次に顔写真同様に対象者を特定するのに必要なのが服装や所持品の情報提供です。
前述しましたが冬、春などはマスクをされる人が激増します。
更にマフラーやコートの襟を立てたり、顔の輪郭も判別しづらくなります。
夏場にはサングラスをかけたり、女性では髪の毛の長い人などはアップにしたりとする人も増えてきます。
写真では心許ないケースも出てきます。その際、服装や所持品の情報を伝えると良いでしょう。
何色のどういった服装をしているか、こういったカバンやバッグを持っている。それこそ極端に言えば何色のこんな傘を持って行ったといった情報です。
服装は余程の事情がない限り、着替えて出てくる事はありません。
紙袋などは捨ててくる事はありますし、傘などは置いてきたりする事もありますが、カバン、バッグなどは変えることや置いてくることははほとんどありません。
仮にメガネをかけ、マスクをして開始指定場所より出てきたとしても対象者を確認できるでしょう。
開始場所
次に調査開始指定場所の確認です。
例えばパートナーの勤務先から浮気調査をして欲しいとの依頼であった場合、まず先に調査開始場所である勤務先などを確認しておければベターです。
探偵も下見調査は実施しますが、事前に現地を知っているかどうかで話がスムーズに進められます。
また、依頼者と探偵で情報を共有する事はとても大事な事ですので自らの目で確かめて頂く事をお勧めします。
但し対象者に気付かれてしまうような場所なら行く必要はありません。
行動に絶対はない
調査において対象者の行動に「絶対」という言葉は有り得ないという事を念頭に入れておく必要はあります。
マンションや勤務先などで、絶対に正面玄関から出てくるとは限りません。
例えば3日間連続で正面玄関より出てきたとしても4日目に裏口から出て行き、そして浮気相手と会うなんてこともあります。
ですので、「あの人は絶対にこうする」「いつもこうだから絶対にここにいく」などの決めつけはよくありません。
しかし、浮気をしているみたいだから探偵に浮気調査を依頼して丸投げ、では長期間の調査を必要とするかもしれませんし無駄が出てしまいますので、事前にご自身で情報や資料を渡しておくことが重要になるのです。